故郷の相続という問題

17年06月07日

各々が異なる世帯を構え、時折の帰省時以外には顔を合わせる事もない実家の経済状態に関しては、日常意識が向いていなくて当然です。そして子供達とその家族と普段離れて暮らすご両親にとっても、日常常に自分達の財産や相続に関し、思いを巡らし続ける毎日を過ごされる訳ではありません。

相続税発生に該当する財産を有している事を把握されていうご家庭であれば、生前から何らかの対応策を講じておられるケースが少なくありませんが、不幸は突然訪れるのも現実です。そろそろ相続対策に本腰を入れねばならない時期が訪れたと感じた矢先、突然現実として早急な対応が求められる展開となる可能性は、残念ですがゼロとは言えません。

だからと日頃から再三再四、実家の財産や預貯金を繰り返し尋ねる訳にも行きません。実家のご両親からすれば真意をご解釈から、親子のみならず親族関係に不穏な空気が流れてしまう懸念が高まります。

こうした問題に備えるに際しては、帰省時など顔を合わせた際に、さり気ない会話の中、あるいは目視確認を通じ、冷静に状況を推察しておく姿勢が、相続を受ける側に求められる準備姿勢と言えるでしょう。大切なのはいずれ自身に相続問題が何らかの形で及ぶという、シンプルな現実を頭の片隅に置いておく姿勢に他なりません。